読了

内田百けん集成22 東京焼盡
酒飲んでるよなあ。っていうか、こんなに飲めてたのか。
「何年か後になって顧れば、あの自分の生活は張りがあった。生き甲斐があったという事なるかも知れない。敵の空襲がこわいのと、食べ物に苦労するのと、それだけであって、後は案外気を使わないのんきな生活である(三月二十八日)」
それだけと言い切っているあたりすごい。