クリーニング店にいった。
受付で洋服を出し、素材をチェックしながら仕上がり金額を振り分けていってもらう。
途中までは順調だったんだけれど、最後のジャケットを見て店員がおろおろし始める。「これ、素材は…、えーと、えーと、あー、中綿入りですねえ…、ハーフコート…？えーと、色が」
えーと、それジャケットで買ったんですけどー、と言ってみる。ハーフコートの扱いだと金額が変わるからな、と思って。
「あー、ジャケット…ですか、はあ、でも中綿入り…、まあ、ジャケットに…しておきますね。あの、これ色が濃いので、手洗いになりますがいいですか？あの、色落ちとかあるかもしれないので」
ええと、それ何回か出してるので大丈夫だと思うんですが。
「そうですかー、うーん、まあ、普通でいいかー。でもなでもなー」
伝票に書き込むたびに呟いては悩まれるので、結局その分はキャンセルしてしまった。
事故を起こしたくないというのはわかるし、もしかしたらクリーニング店で働いて日が浅いのかもしれないし、と思ったのもあるが。
なんかこう、見た目とか行動や言動が、一部の人にはど真ん中なのではないかという人であった。
私はパスだけど。それがキャンセルの一番の理由。
