季節は冬でした

私の雪見だいふくの思い出。
電車内でお年寄りのグループが雪見だいふくを買い求めていた。嬉々として包装を開け、姿を現しただいふくに同封の爪楊枝を刺し、一口だけ齧り取ろうとかぶりつく一人のおいちゃん。しかし、車内販売のアイスクリームというのはがっちがちに冷やされているもので。
雪見だいふくはおいちゃんの口から、無情にそして見事に入れ歯を奪い取ったのでした。