読了

『さよならの神様』
著/鈴森丹子
丹子で「あかね」と読む。
シリーズ3作目。
神様が3体出てきますがそれぞれの見た目は狸、ビーバー、リス。
どの神様とも会話したいぞ。
ちなみに狸は山の神様、ビーバーは川の神様、リスは森の神様という設定。
神様と人間が会話をして悩みとかを解決する話です。
悩みを持つ人間が、神様(人間に変身できるくらい。超常現象は起こさない)
に心の内を話して、進むべき方向を決めていくのですが、動物と会話をする
という設定でもうやられているわけです。
それも犬猫じゃないという。
短編連作で、それぞれの登場人物の視点で語られるのですが、それぞれ
キャラクターが立っているので、おもしろく読めるのです。
シリーズはこれで完結かなあ。続編が出たらうれしい。
とりあえず、新作を楽しみにしたい作家です。