読了

『面白くて眠れなくなる進化論』
面白かったのだけど、眠くなってよく眠れる本でした。
しかし、進化論も進化している。
ダーウィンの進化論も万能ではなく、研究が進んでいろいろなことが分かっている。
そして、また未来では進化論も新しい考え方が出てくるだろうと。
わかっていることとわからないことがまだまだたくさんあるんですね。
・進化と退化には差がない。
というのには、びっくりした。
ある機能がなくなったことを退化したと考えてしまうけれど、実はその状況に合わせて最適化した結果、その機能が必要なくなった、
ということができるという。
深海魚の目があまり機能していないのも、見える必要がないからであって、目がなくてもいい状態に進化した、と言うことができる。
なるほどー。
あくまでも人間の価値観での尺度である。
「全ての適応は自然選択により、環境に応じた形で生じる」
のであって
「元々決められた方向性に向かって、進化するのではない」
進化はゴールがあるわけではない。
これからも生き物はいろいろと変化していくのだろうと思う。
あ、まとまらない。
生き物の生存戦略とかと合わせると面白いです。
コオロギは若いときは相手を選り好みするけど、老いると誰でもよくなるとか、
カブトガニの卵は孵化するタイミングがそれぞれ異なるとか。
水にぬれたらすぐ孵るのもあれば、数回水にぬれないとかえらないものもあると。
タイミングをずらすことで生き残る確率を上げるという。
すごい。