人は忘れる生き物

先日読んだ『アヒルと鴨のロッカー』は、すごくよい作品なんだけど。
「感動した」という感触は残ってるのに、具体的に思い出そうとするとスカスカになってしまう。
起きる直前に見た夢を思い出そうとするような感じって、忘れるの早すぎる。
それなら、もう一度読めばいいだけなんだけど、図書館で借りたから返却して手元にない。
じゃ、買おうぜ。
これとあれがこうつながって、あれはこれで、あー!っていう、伏線が回収されていく快感がある作品です。

【追記】
「暗い話を書いて『暗いでしょう』というのは、かっこ悪い。暗くて怖いけど、どこかハッピーになるような話を書きたかった」
『絆のはなし』(伊坂幸太郎斉藤和義の対談集)の年表()P.137より。