読了

『おやすみラフマニノフ
著/中山七里
この前読んだ『さよならドビュッシー』の続編で、岬洋介シリーズの2作目。
音楽大学を舞台に、次々と事件が起きその謎を解くという流れなんですが。
探偵役がとにかくかっこいい。音大の非常勤講師でありピアニスト。
楽器が弾ける人に弱いのでこういう設定の話もわりとすんなり読めてしまった。
クラシックの曲を演奏する描写が出てくるのだけど、その描写がとても読んでいて気持ちいい(と、錯覚してるだけかも)。
クラシック音楽やピアノ、ヴァイオリンにちょっとでも詳しい人読めばもっと楽しいのだろうなと思う。
小説に出てきた曲の一部。
チャイコフスキーヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35」

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18」

この岬シリーズを読んでいると、音楽の持つ力の一端を垣間見ることができ、そして、実際に曲を聴いてその思いを深める。
あ、ジャンルはミステリーなんですよ。