道具

しゃもじを買った。
柄の部分を下にして立てて置くことができるというもの。
もう珍しい機能ではなくなっているけれど、手持ちのしゃもじ(以下、先代しゃもじ)は、
立つ形状ではなかった。
立てて置けたら便利だろうなー、とは思っていたんだけど。
実際に使ってみたら、「何これすごい便利!」と言葉に出してしまうくらいにいい。
先代しゃもじでも不便はなかった。
ごはんをよそってラップに包んだりする間は、ごはんをすくう部分は他の物に触れないように
置けばいいだけ。
だけど、新しゃもじは、立ておけばいい。これだけで置き場所を確保しやすくなった。
さらに新しゃもじで感動したのは、ごはんがつきにくくなってるということ。
先代しゃもじも最初はごはんがつかなくてよかったのだけど、だんだんつきやすくなってきて
しまった。長年使ってコーティングみたいなのが禿げてるからかもしれない。
それでも使えないことはない、と使い続けていたんだけど。
新しゃもじの、「米粒はここには残さないよ!」という感じのくっつかなかさがすごくいい。
しゃもじ使いたい! ならば米を炊かなくては! 
という思考になり、今はごはんを炊くのが楽しみでしかたない。
こういうちょっとした道具があるだけで、家事やいろいろな作業が楽になったり、やる気を
起こさせる。これは大事だなあ。
いい道具というのは、使う人が使いやすいというほかに、どんどん使いたくなる
という面も持ち合わせていて、やる気を起こしやすくするものなのかなと、しゃもじを立たせ
ながら考えてみました。