山田風太郎の『人間臨終図鑑』を読んでいる。
年齢別に亡くなった有名人の臨終の様子や生き様を紹介する内容。
その中で、正宗白鳥という人の項目があってその一文がわからなくて困ってること。
以下該当箇所(文庫本322ページ)
その妻は、五十一年前、三々九度の盃を交わしたとき、
新妻の唇にふれた盃にふれた自分の唇を、白鳥が指でぬぐったという妻であった。
えーと。
妻の唇が触れたところに、白鳥さんの唇が触れた。
その間接キスした唇を白鳥さんが自分の指でぬぐった。
ということは仲が良くないの???
んー?
他の部分はすらすら読み進めたのにここでつまづいた。