来歴

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縫い糸を使い切った。
確か高校1年の時に、家庭科の授業で浴衣を縫うために藍色の糸を買った。裏側に「1年」と自分の名前が書いてあったので、多分そう。中学1年ではないはず。
その浴衣作りでかなりの量を使ったと思う。しかし、浴衣はすべて手縫いしたわけではなく、直線の単純なところはミシンを使って縫った。そういうところは効率的なやり方を考えてる家庭科教師だったなあ(あと、『美味しんぼ』を愛読してた)。手縫いした部分は限られていたので、100メートルの糸は使い切ることなく手元に残った。
縫い物を趣味とする人や、マメな人はもっと頻繁に、糸がなくなるのだろうけど。私はせいぜいボタンを付け直したり、雑巾を縫うのに使う程度。それが約30年。ちょっと感慨深い。
ちなみに、祖母が糸巻き(ものはただの厚紙)にまとめた縫い糸がまだ手元にある。こちらも30年近く持っていることになる。
糸束から糸を出して巻くから、手を貸せと祖母に言われたことを思い出した。あと、裁ちばさみのことをラシャ切りと呼んでいて、その響きがなんだか怖かったっけ。