虚無の味

友人からの手紙もらい、同封されていた飴を舐めてみた。

飴の名前は「十品目のど飴」。

味は、いつになったら盛り上がるところが来るのかな? のど爽快の感じはいつかな? この粒つぶは何かな?

んんーん。

飴ってどこかに味のピークがあるものが多いと思うのだけど、これはそのピークを探す間に舐め終えてた。

舐め終えて思い出した。

二つ目くらいの若手落語家を20人くらい集めて、延々と落語を披露する会に参加した時もこんな感じだった。

話は完成されたものだからおもしろくないわけじゃないけど、演者の力量でこんなにも伝わり方が変わるのかと感心したんだった。はっきり言うと、なんでこうなっちゃうの?(あまりおもしろくない)と、割とつらい時間を過ごしたんだった。

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商品サイトを見て十品目を確認。太字がそれ。

■原材料名
水飴(国内製造)、グラニュー糖、ゆず皮パウダー(ゆず(高知県産))、乾燥梅肉(梅(和歌山県産)、食塩、その他)、蜂蜜大根エキス(大根(国内産))、りんご濃縮果汁(りんご(青森県産))、紅茶エキス金柑ペースト(金柑(国内産)、グラニュー糖)、れんこんパウダー(れんこん(国内産))、生姜パウダー(生姜(高知県産))、ねぎパウダー

私の予想で当たってたのは、しょうがと大根。金柑ペーストは陳皮のニアピンでどうだ。

梅肉もだけど、ねぎ・れんこんはわからなかった。パウダーだからしかたない気もするけど、でも梅がいたならもう少し自己主張してよかったんじゃないの。どれも喉にはいいと知ってるけどさ。

しかし、私も米ぬかってなんだ。なんだか遠くでたくあんの香りがしたんだよなあ。だから米ぬかって書いちゃったんだけど、これはねぎパウダーが仕事したせいじゃないかと思う。

結論:割と食べられる。※個人の感想です。
ただし「のどすっきり!」や、味に大きく期待するとがっかり度が急上昇する。