めも

プリッツにとって何がいい選択なのか。ということを考えている。今のところ、食欲もあるし、散歩も元気に行くという。今のところ、は。腫瘍を切除したほうがいいのか、それともこのままにしておくほうがいいのか。年寄りだから、手術に耐えられないかもしれない。手術したその日に病院で…ということだってありうる。獣医の言うことは、間違ったことではない。寿命と病気の進行どちらが早いか、というのは。ただ、その言い方に問題がなあ、ってそれは別の話になっちゃうんだろうけど。意外と、飼い主に対して気を使わないのかも、という気がする。気遣ってたら、やってらんないのかなー。
「何もせんほうが、ええ」というあの言葉の通りなのかな、と思う。どうしたら、苦しみが一番少ないのか。それが知りたい。


家の近所を散歩していたおじさんと柴犬風の雑種ちゃん。撫でてもいいですか?と聞いて撫でさせてもらう。おじさんは「この子ねー、おとなしいの。15年間一度も誰もかんだことないの。おとなしいの。母親が柴犬なんだけど、雑種。一回りくらい大きいの。ちょっと太りすぎ。そう、メス。うちの大事なひとりおばあちゃんなの」と言って笑っていた。うちにも大事なひとりおじいちゃんがいますよ、と思った。