読了

『動物珈琲店(ペットカフェ)ブレーメンの事件簿』

タイトルが気になったので読んでみる。
あらすじにも「ユーモアミステリ」とあり、気軽に読める連作短編集。
ただし、登場人物の誰か(例えば珈琲店の従業員)が探偵役になるかと
いうと、そういう設定ではなかった。
毎回動物が出てくるので、そこは読んでいて楽しい。
書名に期待を上げすぎたかな、というのが正直な感想。
専門店の従業員が謎解きをする、というものがジャンルとしてできて
しまったから、こういうタイトルを付けるのは仕方がないのかもしれない。
某レーベルから出すとしたら、動物と意思疎通ができる店主が出てきて、
客が持ち込む事件を解決するというものになるかなぁ。
ああ、なろうあたりではやってそう。