読了

向田邦子・映画の手帖 二十代の編集後記より』
「映画ストーリー」という映画雑誌に掲載されていた向田邦子の編集後記を一つにした本。
ほかにもコラムがいくつか収録されていた。
初めて読むものばかりで、すごく新鮮だった。
この方のエッセイは美しいなと改めて思う。
ほかのエッセイ集に収められていたエピソードの裏側にあたる話がいくつかあり、
「青い目脂」などはこういうことだったのか…と答え合わせをしているような気持で読んだ。

『ユーゴ修道士と本を愛しすぎたクマ』
本を愛しすぎたクマは、羊皮紙でできた本をクマに食べられてしまった修道士が、
同じ本の写本を作るというお話。
羊皮紙っておいしいのかな? と思う。
いや、食べられるものじゃないはずなんだけど、クマなら大丈夫なんだろうか。
でも、羊肉はおいしいしな。