読了

『いつまでもショパン
著/中山七里
岬洋介シリーズの三作目。
これを読んだらショパンの曲が聴きたくなりました。
というか、聴いている。
ミステリーではあるけれど、音楽の持つ力の可能性を考える話でもありました。
ある「戦場で起きた奇跡」が展開されるのだけど、小説なのだから、
これくらい描いていいじゃないか、と。
読みながら泣きました。
同じことが現実に起きないとも限らないわけで。
ポーランドショパンの曲を聴いてみたい、という気にもなってます。
あとは、主人公のセリフで
「可能性は臆病者の言い訳です」
「才能は怠け者の言い訳です」
というものがあって、耳が痛い。