*[book]読了
『ののはな通信』著/三浦しおん
全編書簡形式で書かれた小説。
それがこんなにも面白いなんて! 久しぶりに一気読みしてしまい、
明け方に眠るというはめになりました。
女子高校生二人が主人公で、高校から40代前半までのおよそ四半世紀の話がすべて書簡形式。
最初は手紙のやりとりや、授業中のメモの回覧。
手紙、ハガキのやりとりが続いた後に、メールに変わる。
メモの回覧の辺りとか読んでいた時、そういえば授業中にやったなあ。
あと、クラスが違う子には休み時間に渡したりとかしてた。
何を書いたりしたかはさっぱり覚えてないけど。
そういえば、ロッカーに自作のマンガ(確か4コママンガ)を入れてくれる子もいた。
物語は、どうか二人には幸せになってほしい、と読者の自分も思うのだけど。
最後に非常に余韻を持たせるというか、読者に考える余地を与える終わり方となって
いるので、人によってはすっきりしないかもしれない。
だけど、私としては読んでよかったと思える一冊でした。