雑談

実家の庭の池にいたオタマジャクシは、8割くらいを近所の田んぼに移動させた。残りはうまく育ってくれたら御の字かしら。5月頭のゴールデンウィークにオタマジャクシに気づいて、そこから3週間弱経過して足が出ていなかった。だとすると池に残った方は厳しいかもしれない。

池の方には、オタマジャクシの他に体長7cmくらいのアカガエルがいた。母にカエルがいたことを話すと「体がしゅっとしてて色が赤いのがいたでしょ。それはアカガエル。食べられるよ」と。

もしかして食べる気なの? と訊くと「食べられるって聞いたことがあるだけ」との返事でした。アカガエルも池から出そうと一度捕まえてみたけど、この場所がいやだったらどこかに行くだろう……ということで池に放置することにしました。もしかして、オタマジャクシの親なんでしょうか。はたから見ていると、子どもを見守っているように見えたけれど、本当にそうなのかはわからない。

そこから祖父(父の父)の話になり「おじいさんはカエルも食べたし、イヌも食べたって言ってた」。
明治生まれの田舎育ちですからそういうこともあるでしょう(ということにしたい)。あと、池で飼ってた鯉は、お客さんが来た時に捕り、料理して出していたそう。母が嫁に来る前はそういうやり方だったらしい。鯉をさばくのは祖父の役目。年末のお歳暮に届いた荒巻鮭を解体するのは祖父だったっけなあ。というのを思い出した。

田植えの準備で、田んぼのゴミをすくっていると、ぽしゃぽしゃと水の中に何かが落ちる音。カエルの水音なんだけどね。アオガエルもいれば、そこそこの大きさのカエル(たぶんダルマガエル)の泳ぐ姿を見ているのはなかなか楽しい。結構長く潜るんだなと、この年になって知りました。