見るだけ

オーダーメイドのシャツ屋さんをひやかしてきた。

オーダー品以外に既製品もあって、それがよかったんですよね。もちろんお値段も。

物は、麻100%のマキシ丈のコート(ワンピースとしても着られる)。

店員さんの説明を聞くと、縫製もきちんとしていて、しっかりとした生地(通常のシャツ3着分相当の量)、長く着られるシンプルなデザイン……と、本当にこのお値段だとお値打ちなのだなぁと納得はする。

するんだけど、想定していた金額からはオーバー。あと、この服を「いつ着るのか」問題がある。会社に着ていってもお咎めのないのはわかってる。わかってるけど、それではもったいない気がする。いやでも、毎日同じものを着るわけには行かんよね。それに梅雨寒の時に長いのを着るということは雨に濡れる。

よーし買ってしまえに押し切られることなく、ヨクオニアイデスヨの言葉に後ろ髪を引かれつつ店を後にしたのでした。

まあ、無くても困るものではないからな。

映画『TAR』を見た。ケイト・ブランシェットがとてもよかった。

夜はダーリン寄席へ。

漫才、漫談、曲芸、落語。その場でしか楽しめないネタというのはいいですね。

十数年ぶりのブラック師匠は、相変わらずのキレであった。あの事務所のことを朗々と歌う姿は寄席ならでは。放送できないもん。