無限道

出社しても暇だろうし、午後休にしておこー、って思っていたら予想を超えて忙しくなってしまった。結局、仕事始めは通常勤務になった。

出社していたS山さんと一緒にお昼ご飯を食べて、お正月何してました? という話を延々としていた。地元の名物は何ですか? と聞かれると実は困る。知ってるようで知らないことが多いんですわ。とりあえず、日本酒はおいしいですと伝えてきた。

仕事が終わってから、合計3駅分歩いて移動。新宿から下高井戸シネマへ。昨日の帰りに下高井戸駅で電車を待っている間に眺めていた下高井戸シネマの上映ラインアップで気になる作品があったのでそれを見ることにしました。

『インファナルアフェア』

やっぱりうすらぼんやりとした情報しかない状態で映画を観るのは最高だな。
なんとなく、フィルムノワールの金字塔としか知らなかった。
でも、今なら理解できるだろうと観ることにしたけど、感情をずーっと揺さぶられてた。最高だろ。
どっちがどういう役かわからなくて序盤はその整理に苦労したけど、区別がつくようになってからは、まー、こりゃおもしろいわ。
最初に波が来たのは、キャンとの車中でのやり取り。兄貴のことを心配するキョンという脇役の言葉に感情を持ってかれるとは思わなんだ。バカな脇役だろうと思っていた私は、その真摯さに叩きのめされる。これが脚本の力というやつか。演技のうまさで倍増。結果、兄貴のすごさを思い知らされる。
過去のやり取りが、現在に影響を与えるという描き方がとてもうまいなぁと思った。
正直、ハラハラさせられてばかりで、うわーん、みんな仲良くしようよー、って何度もなりました。なったけど、ラストはどうなるの?ってのに最後まで引っ張られた。最後に流れるエンディングテーマも、映画のストーリーを想起させる歌詞であった。そりゃ金字塔って言われるよな、てなことを思ったのでした。
髭面のトニー・レオンがたまんねえな、おい。ですよ。