府中市美術館の「動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり」を見に行ってきました。
ゆるく描かれたものから緻密に描かれたものまで幅広く展示されていて、満足しました。さらっと描かれたものでも、本当にうまくないと描けない線というものがあるよな、と感心していました。自分でもかけそうじゃん？ と思うけど、対象の特徴をとらえて、その要素だけを強調して……となるととても難しい。どの絵もそうだったけど、どうやって描いたの？ というのは日本画の動物だった。筆で一本一本毛皮を描いてあるんだけど、そのち密さに見入ってしまった。ひたすらすごい。完成するまでにどれだけの時間がかかったのか、想像するだけで気が遠くなるような細かさなんですもの。いい企画展だった。
鑑賞後は途中で見かけたお弁当屋さんで弁当を買って、公園で食べるという予定だったのだけど、お弁当屋さんがちょうど混雑してる時間帯で「今から注文だと20分ほどかかります」と言われて断念。仕方がないので近くにあったセブンイレブンでおにぎりとコロッケと春巻き（この二つはまとめて買うと100円）を買って公園へ移動。ジャンベ（打楽器）を練習してる人がいて、その曲を聴きながらおにぎりを食べる。ジャンベを叩く音が今日の天気となんだかよく合っていて、今日出かけてよかったなー、と思う。食べ終わってぼーっとしていると、公園で遊んでいた子供たちがジャンベの人に話しかけていた。その中の一人の子はダンスを習っているのか音色に合わせて踊り始めて、それも良くて。
ちょっとベンチに横になって上を見上げると紅葉の始まった木と青空が見える。
ああ、こういうのはたまらんなぁ、と思ったのでした。
