読了

中山七里を集中して読むキャンペーン。
『セイレーンの懺悔』
テレビ局の若手レポーターを主役に、事件のスクープを追う事の意義、誤報の影響などが描かれてます。
めまぐるしく物語が展開を見せるので、気づくと読み終えているという感じ。
誤った内容で伝えられたニュースは社会的に人を殺す。
そういうことを冴えた筆致で描くので、怖さも倍増。これはひいき目があるかも。


『七色の毒』
著/中山七里
7編の短編連絡。こちらも読みやすい。
俳優を目指していたという男・犬養が主役のシリーズ。
「白い原稿」という話では、「KAGEROU」のあたりの騒ぎを思い出した。
犬養シリーズはもう少し読みたい。