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鮒、158グラム。

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その昔、伊丹十三が味の素マヨネーズのCMで作っていた、椎茸のマヨネーズ焼き。
そのCMが流れていた時は、椎茸は苦手な食べ物だったけれど、そのCMで見るその料理はとてもおいしそうに見えた。
そのCMの設定と言うのも手伝ってたろうと思う。
夜中に小腹が空いたから、簡単でおいしいものを作ろう、と言って、
伊丹さんが椎茸とマヨネーズを取りだし、椎茸をひっくり返して
マヨネーズをぐるっと回しかける。シーチキンも載せてたような気がする。
もしかしたらコンビーフだったのかも。
それをトースターで焦げ目がつくまで焼いて食べるという。
あの一連のCMに出てくる料理はどれもおいしそうだったなあ。
と、CMの動画がアップされているかと思ったけれど、該当するものは見当たらなかった。残念。
スーパーで大きくておいしそうな椎茸が売っていたので、これは作らねばと思って、買って帰る。
シーチキンに黒コショウを振って、長ネギを刻んで入れて、マヨネーズで和えたのを椎茸に載せて、焼く。
焼くって言うか、ホイル焼きにしたんだけど。
まずい要素ないもんなー。
食べてから、ああ、これは憧れの食べ物だったんだな、と気づいた。
ずっと作りたい、食べたいと思っていたけれど、なんかタイミングが合わなかったのだ。
椎茸が食べられるようになってよかったとつくづく思う。